『my favorite things 』 

様々な感情をその作品から感じ取れる、そして心に響くアートを紹介。 

Peter Coffin

1972年 カリフォルニア生まれ ニューヨーク在住。 
UFO や 微小国家など社会的な現象や天体など自然の摂理に着想を得た作品で知られる。 
近年では木に衣服を着せるなど、自然生物を擬人化した作品を発表。 
現在開催中に横浜トリエンナーレでは植物に音楽を聴かせる作品 『 music for plants 』を発表。 
共演者に Jim O’rouke , OOIOO, 大友良英といった気鋭のミュージシャンを起用。その作品は即興性を含みさらなる意味を持ち始める。

残念ながら Jim O’rouke との共演しか観ることができませんでしたが、その内容はこの作品を発展させた内容でした。植物に楽器を繋げ、植物が揺れたり、叩かれたりしたときに発する音を音響として取り入れ変化させたりループさせる作品は、Fennoberg でO’rounke が試みている混沌と静寂を感じることのできたすばらしい演奏(作品)でした。植物が音楽を『聞く』という行為から『奏でる』という主体性のある行為への変換により、『人間を中心とした自然』から『自然の一部としての人間』という原始的な摂理を感じたのはどれほどに現在、自然と人間の関係性が不整合であるかを強く認識するものでした。

『 music for plants 』 

 『 無題 』

 自然物を擬人化することによって、不自然な人間と自然の関係を投影し、新しい自然との関係を築くことを示唆する作品。

カテゴリー: Free, My favolite things   パーマリンク

コメントは受け付けていません。