『 My Favorite Things 』 

「直接行動の軌跡 ハイレッドレンター」 展

60年代前半の前衛芸術グループ、ハイレッドセンターの回顧展を観に松濤美術館へ。継承されたダダイズム、フルクサスとの関係性などこの時代の日本前衛芸術には「具体」にしろ、「ゼロ次元」にせよ”濃さ’’がある。
高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之の頭文字からなるこのグループの代表作である数々の街頭パフォーマンス。帝国ホテルで個人を採寸しシェルターを販売する「シェルタープラン」、池坊会館から物を投げ落とす「ドロッピングイヴェント」、白塗りの顔でコンパクトオブジェを持ち山手線へ乗り込む「山手線事件」、白衣とマスクで銀座の路上を清掃する「首都圏清掃整理促進運動」、赤瀬川の紙幣模写の作品により起訴まで至った「千円札裁判」まで一挙網羅。オフミュージアムのアート黎明期の貴重な回顧展。

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