『My Favorite Things 』

すっかり秋の気候になってきたのでNils Frahm の作品をよく聴きます。
ネオクラシックと安直な命名のジャンルにカテゴライズされてますがNilsのピアノはとても味わい深く複雑で叙情的です。いわゆる本気で音楽教育を受けてきた優等生ミュージシャンがヒップホップやEDMと出会い打ち込みのビートに自分のルーツを乗っけました的な折衷性はなく、Nils が通ってきたSteve Reich やKeith Jarrett , Arvo part から4Hero まで、あらゆる音楽の影響でかなり良いフィルターがかかっておりエクスペリメンタルです。インプロヴィゼーションと徹底的なスタジオレコーディングのクオリティーを追求し、ピアノのハンマーなど構造的な音もグリッチと捉えてレコーディング。Peter Broderick に見出され最近ではWoodkid とも協業、よりフロアオリエントでテッキーなnonkeen としても活動し、テクノの名門R&Sからアルバムもリリースされました。ネオクラシックっていう呼び方やっぱりしっくりこない。

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