『gufo – CULTURE 』

【TODAY IS THE FIRST DAY by Wolfgang Tillmans】
現代美術界で重要な賞の一つである「ターナー賞」を2000年に受賞し、ロンドンとドイツを拠点として活動するドイツ人フォトグラファー、ヴォルフガング・ティルマンス(Wolfgang Tillmans)の作品集。ダブリンのアイルランド現代美術館(IMMA)で開催された「Rebuilding the Future」、ブリュッセル現代美術館(WIELS)で開催された「Today Is The First Day」の2つの展覧会に合わせて出版された作品集。自身が構想とデザインを手掛け、この3年間の作品の進化を豊富な写真で辿る。イメージ制作、映像、パフォーマンス、音楽、政治的活動に対する作者の多面的なアプローチを全て見ることができる。さらに作家のオリビア・ラング(Olivia Laing)、歴史家のブライアン・ディロン(Brian Dillon)、キュレーターのキャサリン・ウッド(Catherine Wood)、地質学者のデイビッド・チュウ博士(Dr David Chew)らに依頼した文章が作品の異なる側面に光を当てている。30ページ以上に渡り掲載されているイングリッシュ・ナショナル・オペラの舞台「戦争レクイエム」のためにデザインした舞台装置をはじめ、最近のポートレイト作品の他、キンシャサ(フランス)やゴスラー(ドイツ)、香港、ヨハネスブルクなど世界中で展示されてきたインスタレーション写真まで、幅広く作品を堪能できる一冊。税込 4,950円

【FROM ARTE POVERA by Giulio Paolini, Giuseppe Penone, Luciano Fabro】
イタリア人アーティストのジュリオ・パオリーニ(Giulio Paolini)、ジュゼッペ・ペノーネ(Giuseppe Penone)、彫刻家のルチアーノ・ファブロ(Luciano Fabro)による作品集。本書は2015年に「Marian Goodman Gallery」で連続開催された「Arte Povera(貧しい美術)」派3作家の各個展を総括する形で刊行された。※ Arte Povera(アルテ・ポーヴェラ)とは1960年代後半のイタリアの先端的な美術運動。その特徴は絵具やキャンバス、粘土やブロンズなどの、伝統的な美術の画材を放棄して、生の工業的な素材や自然の石や木などを、あまり加工せずに用いる傾向がみられる。こうした傾向は、同時代のアメリカ合衆国のカール・アンドレや、ロバート・モリスなどのミニマルアートや、ポスト・ミニマルのアーティストたち、ブルース・ナウマン、エヴァ・ヘス、さらにはヨゼフ・ボイスなどとも共通する当時の先端的アートの特徴でもあった。税込 12,100円

【LOOKING THROUGH – LE CORBUSIER WINDOWS by Takashi Homma】
日本人写真家、ホンマタカシの作品集。ル・コルビュジエ建築の窓を題材とする1冊。通常の建築写真では捉えきれない建築家の視点を追体験する手がかりとして、窓から見える風景に目を向けた本写真集では、スイス・レマン湖の水平線を眺める《母の家》から原色のステンドグラスで広く知られる《ロンシャンの礼拝堂》まで、作者が撮影したル・コルビュジエ建築20点を紹介。ティム・ベントンによる寄稿文では、水平連続窓にはじまるル・コルビュジエによる美しきフレーミングへの探求を振り返る。税込 6,490円

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