『 gufo – TRIP 』

サヴォイア王家のお膝元、フランス文化の影響を受けたトリノには、美しいカフェが数多く存在する。そんな歴史あるカフェをめぐる。


『 Piazza San Carlo 』サン・カルロ広場は1600年代前半にカルロ・ディ・カステッラモンテ設計によりつくられた広場。
南側には16世紀建造のサンタ・クリスティーナ教会とサン・カルロ教会の「双子の教会」がある。広場中央には、カルロ・マロケッティ(彫刻家1805-1867)が1838年に創った騎馬像。


それと、広場の脇にある水飲み場。蛇口はトリノのシンボルの牛(イタリア語でtoro)がモチーフ。トリノ市内にたくさんあります。


この広場にある『 Caffè Torino 』カフェ トリノ。


1903年創立の カフェ・トリノCaffè Torino (Piazza San Carlo 204) 。エレガントなリバティ様式。1世紀以上の歴史を誇るバロック栄華の殿堂です。


美味しそうなお菓子が並ぶ。


トリノ名物『Marocchino』マロッキーノ(コーヒーにココア パウダー、泡立てたミルク、ココアパウダーの順で重ねた)。


『Baci di Dama』という貴婦人のキスという意味のお菓子。チョコレートとピーナッツクリームを挟んだトリノ名物。素朴な味。


店の目の前、石畳にはめられたトリノの紋章「金の雄牛」 踵で踏んで回ると幸運が訪れると伝えられている。ツルツルになった表面が歴史を物語っている。
Caffè Torino
Piazza San Carlo, 204 – Torino
Tel. +39 011545118

そして、もう一つ


トリノを代表する「ビチェリン」という飲み物。
その発祥地の「アル ビチェリン」というカフェへ。


1763年創業当時を偲ばせる店内。大理石の小振りの丸テーブルや蜂蜜色の店内は、重厚感がありますが気軽にカフェを楽しめる。


アル・ビチェリンで作り出されたビチェリンは、入れたてのエスプレッソと秘伝のホットチョコレート、牛乳から造ったクリームを重ねたカフェ。
チョコレートとカフェとクリームを混ぜ合わせないで、グラスに注いだ物。飲む時も混ぜずにそのままで飲むようにとお店の方からの指導を受け、200年の歴史の香りと味を楽しんだ。


そして、もう一つのピエモンテ名物のザバイオーネ。少し甘酒に似ている味わい。


Caffe` Al Bicerin
Piazza della Consolata 5, 10122 TORINO
TEL: 011 4369325

また別のBicerinを試しに


ポー通りのポルティコ下にある、カフェ・フィオリオCaffè Fiorioへ。


こちらでも、トリノ名物のBicerinを注文してみた。こちらはCON PANNA 生クリームがたっぷり乗っている。


ドイツの哲学者ニーチェがアイスクリームを毎日食べに通ったといわれる1780年創業のカフェ。
貴族や政治家の集う社交クラブとなっていた雰囲気をそのまま残している。
Caffe Fiorio
Via Po 8, Turin, Italy (Centro)
011-817-3225

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